お母さんと喧嘩をして家出をした。行く当てなんかない。これからどうしよう・・・取り敢えずスマホで家出した時はどうすれば良いのかを調べる。すると「家出した時は神待ち掲示板を使うと良い。心優しい神様が助けてくれる」と書いてあった。私は神様に助けを求めるために生まれて初めて神待ち掲示板を使った。
5月某日。
俺は暇を持て余していた。
することもないし神待ち掲示板でも覗いてみるか・・・
何気なく常連サイトの書き込みを見ていく。
すると気になる投稿が。
「家出をしたのですがどうすれば良いのか分かりません。神様助けて・・・」
なんか色々訳ありみたいだな・・・
「家出をしたのですがどうすれば良いのか分かりません。神様助けて・・・」
一縷の望みを掛けて私は生まれて初めて神待ち掲示板にメッセージを投稿した。
本当にこんなことで良いのだろうか・・・
私の思いは神様に届くのだろうか・・・
私は不安だった・・・
きっとこの子は今まで家出なんてしたことがないのだろう。
だから何をすればいいかわからなくなって神頼みと来た。
これは俺が救ってやるしかないか・・・
まあどうせ暇だし。
俺は彼女の投稿に返事をした。
「今どこにいるのか教えてよ。迎えに行く」
っと。
これでよし。
「今どこにいるのか教えてよ。迎えに行く」
私の投稿に返事があった。
思いは神様に通じたんだ。
良かったこれで助かる。
「私は今横浜駅西改札口の前です。」
「私は今横浜駅西改札口の前です。」
横浜駅か。
割りかし近くだな。
ここからだと車で行けば10分もかからないだろう。
「了解。今から迎えに行く。」
コーヒを飲み干しキーを片手に俺は喫茶店を後にした。
あれから数分。
一人の男性が現れた。
「やあ、助けに来たよ」
どうやら彼が神様らしい。
私の思いが届いて良かった。
グ~~~
安心したらお腹がなった。
恥ずかしい・・・
彼女のお腹がなった。
腹を空かせているようだ。
俺は彼女を車に乗せてファミレスへ向かった。
まずは腹ごしらえが先だ。
話はその時にでもゆっくり聞こう。
車に乗せられて向かった先はファミレス。
どうやらご飯を食べさせてくれるらしい。
あ、でも私そんなお金持ってないや・・・
彼にそのことを告げるとごはん代は支払ってくれるそう。
優しい神様で良かった。
ファミレスへ向かっていることが分かると彼女はお金を持っていないから遠慮すると言った。
神待ち掲示板を使っていたわりには律儀な子だ。
もしかしてこういうサイトだということを知らなかったのだろうか。
だとしたらセックスは諦めるしかないな。
ファミレスを後にした私たちは彼の家に向かった。
泊まる場所がないだろうからと今晩泊めてくれるらしい。
本当に良い人だ。
何かお礼をしなければ・・・
彼がお風呂に入っている時にスマホで調べた。
「神待ち掲示板で神様に救われた女性は身体でお礼をしましょう。」
身体でお礼・・・
つまりはお金を払わない代わりにセックスをするということらしい。
恥ずかしいけど神様には恩返しをしたい。
私にできる事はこれしかない。
私は意を決した。
セックスはないものだと思っていた。
ところが自体は急変。
風呂から上がると彼女が下着姿でモジモジしながらお返しがしたいと言ってきた。
このシチュエーションでお返しといえばセックスしかない。
俺は彼女の提案を受け入れてこの夜優しく抱いた。
私は彼に身体を預けた。
セックスなんてしたことないからどうすれば良いのか分からない。
ただ痛いだけだし、男の人はなぜこんな痛みを伴うことが好きなのだろうか。
私には分からない。
でも彼は気持ち良さそうに腰を振っている。
これでお礼ができるならばいいか・・・
私は神待ち掲示板を生まれて初めて使いました。